僕は非モテに武器を配りたいーfight against central dogma

ドβ非モテ中年のナンパ活動で彼女を作る

初めてスト準即した話。

自分が講習以外でナンパ目的でまともに街に初めて出たのは2017の12月末か元旦頃だったかなと記憶しています。それまでは講習を受けても恐怖で街に出ることはできませんでした。「街に出る」この言葉だけぶるぶると一分間に4万回転くらいしてました。

 

最初の何日かは何時間もさまよった挙句、ひたすら地蔵して一声かけもせずに帰ってました。合流してた仲間と「街に出たことに意味がある」とか意味不明なことを言って意気地のない自分をただ正当化してました。

 

非モテセンターフォワード、劣等感のカタマリの自分にとってストナンはとんでもなくハードルが高く、あまりに辛いものでした。

 

なんとか声をかけられるようになっても女性の嫌そうな表情を見ると「ああ、罪もない女性を自分都合で不快にさせてしまった。なんて害悪な存在なんだ。」と自分を責めました。

100%の好意を120%の嫌悪で返される。これほど悲しいことはありません。

ギガデインマホカンタで返される経験をすると怖くて未知の敵にギガデイン使えなくなりますよね。まあ、自分の声かけなんてメラどころかレベル1の魔法使いの素手レベルなのですが。

 

しばらく出て、なんとか合流すれば一日に5声掛けくらいはできるようになった時少なw)、合流していただいたマーティーさんに「あの子可愛くないですか?」と指名して頂いた一人の子の連れ出しに成功しました。

 

その時のオープナーはamazonで買ったガラスの靴を持って「すみません、昨夜これ落としませんでしたか?舞踏会で。確かめたいんではいてもらっていいですか?」というものでした。

自分としては相当にイケてると思ってたのですが、思ったよりオープン率が低く、滑った時のダメージが大きかったです(笑)

あとオープンしたら笑ってくれるんですが、その後不審がられるケースが多かったですね。ただ、今思うともっと数やれば刺さる層人には刺さるオープナーだったのかなとは思います。また機を見てやってみるつもりです(笑)

 

自分は塩対応されるとメンタルが落ちまくり、すぐに地蔵化する豆腐メンタル野郎なので数こなせませんでした(これは今もです。ネトナンひと段落したらストを集中的にやって克服せねばなりません。)

 

その子はそのオープナーでめちゃ笑ってくれて「ちょうど夕ご飯食べてなかったんです。」とあっさり連れ出せました。成功する時はこんなものです。美容関係の仕事をしていてビジュアルもかなりかわいい20才くらいの子でした。

その日は時間がなかったのでおいしいカレーを食べながら当たり障りのない話をし、別日のアポを取って解散します。

 

アポまでのラインも途切れることなく、順調にアポ日を迎えます。

 

いつもアポに使う横並びカウンターのあるUの某焼き鳥屋。当時はまだまだ経験も浅く、即経験もほとんどなかったので打診がなかなかできず無駄にどうでもいいこと(相手の趣味であるわけのわからないアニメの話とか)を喋りまくります。

 

「まずい。早くホテル行かないと終電になるぞ。」

焦りますが、ビビッて言葉が出ません。彼女は相変わらず気持ちよさそうにわけのわからないアニメの話をしまくってますが全く頭に入ってきません(もともと入って来てなかったのですが笑)。

 

「ようやく絞り出した言葉が〇〇ちゃんアニソン詳しそうだよね。〇〇ちゃんの歌聞きたいな。カラオケ行こうっか。」でした。

「カラオケ好き!あっ、でも今から行ったら終電なくなるね。」

「(マズい…。終わったか)」

「明日休みだしいっか。オールできる?」

「俺も明日仕事遅いし(嘘)、大丈夫だよ。」

なんとか首の皮一枚つながりましたが、カラオケオールだけは阻止しなければなりません。(わけのかわらないアニソンを一晩中聞かされるとか地獄です)

 

この子、めちゃくちゃカラオケ好きのアニメ好きなので聞いたことのないようなアニソンをご機嫌で歌いまくります。

(まずい…。これはカラオケオールの流れだ。ていうかもう二時間くらい経ってる。終わる気配無いぞ。)

 

自我の崩壊の危険を感じた私は奥の手マッサージルーティンを発動します。自分はマッサージはガチで上手いので眠りに誘えるのです。

 

「気持ちいい…眠くなってきた。」

 

(勝った!)「さすがに眠くなってきたね。ここじゃ寝にくいし、眠れるところ行こうか。」

「うん。」

 

解放感と安堵感と期待感が入り混じりながらのホテル輸送。

 

しかし、ホテルに入ってからも非モテ過ぎてギラツキ方がわかりません。なんか普通に寝る流れになります(笑)

「おやすみ。」

「おやすみ。」

 

(マズい。このままではマジで寝る流れだ。どうすればいいんだ。)

 

おそるおそる顔を見るとマジで寝かかってます。

「ええい。ままよ。」

キス!

「ん…。」相手も返してきます。

ていうかあっちから舌を入れてきてドエロ女に豹変です。

 

当時は経験不足過ぎて無意味に神経をすり減らしまくりました。うじうじしてなかなか打診ができませんでした。

でも女の子が二度目に男と二人で会う場合、ある程度あちらもそれを望んでることが多いのです。

 

今ならかわる。その時の自分に言ってあげたい。

「女性もセックスが好きだし、お前と喜んでセックスしたがってくれる女性って意外と少なくないんだぜ。」って。