ペアーズで人生2人目の彼女ができた話③
前回、完全にセクトラを失敗し正直「もう終わったかな…。」失望していましたが、LINEも返って来るし、次のアポも取り付けられました。
しかし、そのアポが破綻。仕事の研修が入ったとかで行けなります。リスケを試みるものの、暫く忙しくて無理とのこと。
嫌な予感しかしません。(これは知ってるぞ。このまま音信不通になるパターンや。)
その後、日を置いてクリスマス打診し、25のアポをなんとか取り付けます。
良かった首の皮一枚繋がってるぞ…。
そして、アポの一週間前にあちらから「24の夜も会いたい。」という逆打診。
ここで決める!
当日。彼女が行きたいと言うところがあると言うのでそこに行きますが閉まってます。
若干テンション下がりつつも急遽近くの別の店へ。
3回目のデートでも会話に困るようなことはなく、とにかく相性がいい。
クリスマスプレゼントも喜んでくれて、いざ、告白。
「800のことが好きだから付き合って欲しい。」
「私は兄妹みたいな関係がいい。兄妹みたいな関係でいいなら明日も会うし、それが無理ならもう会わない…。」
「えっ?本気で言ってるの?」
「ごめんね…。」
頭の中が真っ白になりました。わけがわかりません。出会い系アプリで会って、キスもして、クリスマスイブの夜にまさかこんなことを言われているなんて…。まさかの友達フォルダに入ってるなんて。
恋愛工学を学んで少しは変わったつもりだった。友達フォルダに入れられないように2回目からセックストライを試みた。
会話も楽しくできた。なのにここに来て…。やはり俺は永遠の非モテなのか。何をやっても非モテは非モテでしかないのか。
人を人とも思わないクズαどもがクズな行為をしてもモテまくり、俺たちβは永遠に非モテのスティグマと供に生きる十字架を生まれながらに背負っているのか…。
全く想定外の答えにどうしていいのか分からず、「ど、どうして?俺が嫌いになったの?(;_;)」とα擬態など忘れて取り乱し、涙目で訴えます。
「嫌いじゃないよ。でも…」
「でも?」
「…」
「わ、わかった。兄妹でいいよ。だから、明日も会おう。」
自分でも何がしたいのか全くわかりませんでしたがそう言う他思いつきませんでした。
彼女を家に送り届け、その時にはとっくに終電は無く、徒歩20分かけて漫画喫茶にたどり着き、クリスマスイブを漫画喫茶で一人寝て過ごします。
「なんだ、去年のクリスマスと変わらないじゃないか…。」
部屋に着くと倒れ込み、惨めな自分を隠すように闇に紛れます。